概略
イル ポッジョーネは、モンタルチーノの丘の南側に位置する生産者です。
ブルネッロの正統派の生産者として知られており、規模では5本の指に入る造り手です。
フランチェスキー家が代々所有しています。
1958年には兄弟間の相続問題で、分割されました。(片方はコルドルチャになりました。)
1958年からはエノロゴとしてピエール ルイジ タレンティ氏が参画、指揮を執り品質の向上に努めます。
→ピエール ルイジ タレンティ氏は1981年に自身のワイナリー「タレンティ」を始めます。
その後、タレンティ氏のアシスタントを務めていたファブリツィオ ビンドッチ氏が引き継ぎ、ワイン造りを行っています。
ビンドッチ氏はモンタルチーノ協会の会長を務めている人物です。
製法など
600haの広大な敷地を所有し、125haほどがワイン畑です。
イル ポッジョーネの基本理念は「ブドウ畑に細心の注意を払うこと」であり、ブドウ畑の周囲の環境との交互作用が不可欠であるとしています。
密植をし過ぎることはなく、5000本/haで栽培しています。
収量制限を厳しく行い、低収量を実現し、収穫は手摘みで行います。
ブルネッロは大きなボッティで3年熟成、リゼルヴァでは4年熟成を行います。
熟成に用いられるのは主にフランス産のオークです。
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