概略
シャトー ブラーヌ カントナックは、マルゴーに位置しているメドック2級に格付けされているシャトーです。
セカンド ワインはバロン ド ブラーヌです。
マルゴーの中でも、エレガントで柔らかいスタイルが特徴的です。
長年期待外れと言われていましたが、90年代後半以降品質は改善され、マルゴーの新星のひとつと言われています。
歴史
ゴルス家が18世紀に設立し、当時は「シャトー ゴルス」と名乗っていました。
1833年にブラーヌ男爵が購入し、1855年に2級に格付けされました。
1866年にはシャトー ディッサンを所有していたロイ家に売却され、1925年にはリュルトン家に売却されました。
リュルトン家に引き継がれて以降、畑を改良し、最新技術も導入するなど積極的な設備投資を行いました。
1956年からリュシアン リュルトン氏が相続し、名声を高めました。
製法など
所有する畑は90haで、メドックでも最大級の広さを誇ります。
ブドウの作付面積は、カベルネ ソーヴィニヨン65%、メルロ30%、カベルネ フラン5%です。
※プティヴェルドはマルゴーで近年栽培が増えていますが、ブラーヌ カントナックでは栽培していません。プティヴェルドはもともとジロンド川近くの水分が多い畑に植えられていた品種であり、やせた畑には適さないと考えているからです。
発酵では木桶、コンクリート タンク、ステンレス タンクを使い分けています。
18カ月ほどの樽熟成を行いますが、ヴィンテージによって50~60%の新樽率で行います。
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