概略
シャトー クロワゼ バージュは、ポイヤックの5級に格付けされています。
シャトー ランシュ バージュと同じ、バージュの丘に位置しています。
18世紀中頃に、クロワゼ兄弟が近隣の葡萄畑を買い集めていたことが、シャトーの始まりとされています。
その買い集めた畑は、フランス革命中に売却し、1853年にジュリアン カルヴェが買い取り、1855年の格付けではカルヴェ クロワゼ バージュとして登録されました。
その後1942年から、ポール キエが取得し、キエ家の管理の下に置かれます。
キエ家はクリュ ブルジョワのシャトーベロルム トロンコワ ドゥ ラランドと、2級のシャトー ローザン ガシーも所有しています。
クロワゼ バージュのスタイルは、ポイヤックでは最も軽いと言われています。とても女性的でエレガントなスタイルです。
価格が比較的手頃で、飲み頃も早く迎えるので、親しみやすいワインだと思います。
製法など
所有している畑は30haで、平均樹齢は35年です。
栽培面積の比率は、カベルネ ソーヴィニヨン 60%、メルロ32%、カベルネ フラン8%です。
未熟な果実は除去し、機械収穫を行います。
発酵はステンレス タンクで行い、一部は樽の中でマロラクティック発酵を行います。
熟成は18ヶ月行い、新樽比率は25%です。