今回はフランス、ボルドー産の赤ワインをテイスティングしました。
もしお好みに合いそうであれば試してみてくださいね。
シャトー ド モンルキュイユとは
まずは今回テイスティングしたシャトー ド モンルキュイユを紹介させていただきます。
・地域:ボルドー
・品種:メルロ60%、カベルネフラン35%、マルベック5%
ボルドーの右岸、コート ド カスティヨンに位置しているシャトーです。
モンルキュイユは、18世紀の終わりに、革命家のフランソワ ド ペルシエによって設立されました。
その後所有者は移り変わり、1986年以降は保険会社のMACIFがオーナーになっています。
コンサルタントにはシャトー グリュオ ラローズの元醸造長であるジョルジュ ポリを採用しています。
コート ド カスティヨンとは
コート ド カスティヨンは、2009年からカスティヨン コート ド ボルドーに名前が変わっています。
ボルドーワインの銘醸地、サンテミリオンから東に数km行った小さな産地です。
カスティヨン ラ バタイユ村を中心とした地域で、近年注目を集めているワイン産地です。
土壌は砂利と泥土が多く早飲みタイプが多いながら、サンテミリオンにスタイルが似ていると評価されています。
製法など
平均樹齢30年。
発酵はステンレスタンクを使用し、マロラクティック発酵も行います。
熟成はフレンチオークの小樽(225L)で10カ月行います。
※使用する樽は1年、2年使用樽です。
ボルドーの2005年
ボルドーの2005年はここ50年間で最良のヴィンテージと言われ程のグレートヴィンテージです。
ブドウの生育期である5月から晴天が続き、日照に恵まれました。
降雨量が少なく、適度にブドウの乾燥をやわらげました。
秋になっても気候は変わらず、すべての品種で完熟を迎えることが出来たヴィンテージです。
Tasting
2005
色調は、濃いめのルビー、少し黒がかっている。
黒い果実、控えめに腐葉土やミント、インクの香り。
口当たりはスムーズで穏やか、酸味が突出してなくて心地よい。
しかしそこからタンンの主張が激しく、収斂性も強い。まだまだタンニンがこなれていない味わい。(2018年)
最後に
今回はシャトー ド モンルキュイユを紹介させていただきました。
今開栓するのであれば、「渋いのちょうだい」というお客様にオススメしやすいかもですね。
これが2000円前後で購入できるなら、コスパ良いのではないでしょうか。
グレートヴィンテージの2005年、まだまだ元気ですね。