ワインのラベル(エチケット)にはいろいろなデザインがあり、ワインショップの棚に並んでいるワインを見ているだけで楽しい気持ちになってしまいます。
私は迷ったときには私もジャケ買いをしてしまいます(._.)
ワインラベルには、素敵なエピソードを持つものがたくさんあります。
今回はカリフォルニアにあるマボロシヴィンヤードのワインラベルを紹介します。
マボロシヴィンヤードとは?
アメリカのカリフォルニア州、ソノマ郡にあるワイナリーです。
日本人の私市友宏(きさいちともひろ)さんと、妻のレベッカさんが運営するワイナリーです。
私市さんは家業の酒屋を継ぎ、アメリカからの留学生であったレベッカさんと1984年に結婚。
そしてブルゴーニュ ワインの最高峰、ラターシュに出会ってしまい、自身でワインを造る決意をしました。
1991年に渡仏し、ドメーヌ アルマン ルソーに勤務。
「型にはまっている」フランスワインよりもカリフォルニアに自己実現の可能性を感じました。
そして1992年には渡米しソノマ大学で醸造学を学びます。
その後、妻のレベッカさんがパルメイヤーの収穫に参加し、その際にヨーククリーク ヴィンヤードのメルロの苗を購入しました。
そして1999年には自身初のワイン、マボロシ メルロをリリースしました。
2012年バイオダイナミックスの認証取得。
ワイナリーの由来、マボロシとは?
私市さんがフランスに行くと友人に話した時に、「夢か幻の様な話」と言われたことに由来するそうです。
ずっと二人の心の中に残っていたようです。
確かに友人が急に、「フランスに行ってワインを作る」と言ってくると、夢か幻の様な話だと思うかもしれませんね。
ワインラベルの話
私市さん自信作のラベルには、羊と鷲と月が描かれています。
羊と鷲が月に向かっていく様子です。
この羊とは、フランスのボルドーを代表するシャトー ムートン ロートシルトであり、鷲はカリフォルニアを代表するスクリーミングイーグルを表しています。
羊と鷲が、幻を表す月に向かっている可愛らしいラベルです。
フランスとアメリカを代表するワイナリーを描くことで、自分たちマボロシヴィンヤードの目標を描いたのでしょうか。。。
マボロシヴィンヤードのワイン
メルロ ナパ ヴァレー
カベルネ ソーヴィニヨン ナパ ヴァレー
レベッカK ピノ ノワール ソノマ コースト
ピノ ノワール ロシアン リヴァー ヴァレー
ピノノ ワール キュヴェ エイミー
シャルドネ ロスカーネロス
ソーヴィニヨン ブラン ナパヴァレー
メソッド シャンプノワーズ ロゼ スパークリング