サグランティーノはあまり有名な品種ではありません。
しかしポリフェノールが豊富で、注目を集めているブドウ品種です。
今回はこのサグランティーノについて解説します。
サグランティーノとは?
サグランティーノは、イタリアで主に栽培されている黒ブドウ品種です。
イタリアのウンブリア州の土着品種として知られており、そのほとんどがウンブリア州のモンテファルコという丘陵地帯で生産されています。
ウンブリア州はイタリアの中部に位置しています。
サグランティーノはそのほとんどがモンテファルコで栽培されているので、あまり栽培面積は広くはありません。
しかしその歴史は古く、修道士がギリシャからイタリアに持ち込んだとされており、中世から栽培されていました。
サグランティーノの特徴
サグランティーノの特徴は、そのタンニン(ポリフェノール)の豊富さが挙げられます。
ネッビオーロやカベルネソーヴィニヨンはポリフェノールが豊富ですが、サグランティーノはその両者よりもポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの含有量はサグランティーノが世界一と言われています。
タンニンが豊富であるため、ワインの色合いは濃く、若いうちは強い渋みが感じられ、長期熟成に耐えることが出来ます。
サグランティーノは単一品種でもワインは生産されていますが、その強い渋みのためサンジョベーゼとブレンドされたり、陰干しをして甘口タイプとしても生産されています。
サグランティーノを使用したワイン
モンテファルコ サグランティーノは、1980年にDOC、1992年にDOCGに昇格したワインです。
サグランティーノを100%使用していますので、サグランティーノを試すにはオススメな1本です。
最後に
今回はポリフェノールたっぷりのサグランティーノについてお話ししました!
見かけた際にはぜひ試してみてくださいね。