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新型コロナウィルス感染症による飲食店への影響【アフターコロナ】

ワインコラム

2020年2月より、新型コロナウィルス感染症によって世界中が混乱状態に陥ってしまいました。

日本においてはそこまで高い致死率ではないものの、無症状状態でも感染を拡大させてしまう可能性などにより、5月になった現在でも人との接触を避ける自粛生活が推進されています。

様々な業界への影響が懸念され、実際多くの会社が国の支援を待たずに廃業していますが、この新型コロナウィルス感染症による飲食店への影響はどのようなものが考えられるでしょうか。

今回はこの新型コロナウィルス感染症による飲食店への影響について考え、お話ししていきます。

少し長くなりますが、宜しければお付き合いください('_')

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新型コロナウィルス感染症による飲食店への影響

多くの飲食店は国や地方自治体の方針により、4月より「営業自粛」または「時短営業」「テイクアウトへの業態転換」などをおこなっています。

4月7日に発令された緊急事態宣言は、5月14日に39県で解除され、外出自粛要請も取り下げられ始めています。

しかし、さぁこれですべてが元通り・・・というわけにはいきません

新型コロナウィルス感染症との戦いはまだまだ長期戦になると考えられています。

それに伴い厚生労働省は「新しい生活様式」を公表。

この公表した新しい生活様式を日常の中に取り入れることを推進しています。

飲食店は、この「新しい生活様式」に対応していく必要があります。

新しい生活様式

この厚生労働省により公表された「新しい生活様式」では、感染対策として様々な実践例を紹介しています。

この中で飲食店に関係している「食事」に該当するものは下記のとおりです。

□持ち帰りや出前、デリバリーも
□屋外空間で気持ちよく
□大皿は避けて、料理は個々に
□対面ではなく横並びで座ろう
□料理に集中、おしゃべりは控えめに
□お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて

この新しい生活様式を意識するのであれば、多くの飲食店は様々な対応を余儀なくされるのではないでしょうか。

ではひとつずつ見ていきましょう。

持ち帰りや出前、デリバリーも

今回の新型コロナウィルス感染症の影響による店内飲食自粛により、すでにテイクアウトを始めたお店は多いと思います。

この「新しい生活様式」ではそこについて明確に示しており、店内飲食を控え、持ち帰りや出前、デリバリーサービスなどを利用することを推進しています。

外出自粛により、在宅しながら大人数の方と飲食ができるオンライン飲み会が流行っていますが、このオンライン飲み会はウィルスが収束しても続くのではないでしょうか。

このオンライン飲み会が増えると、歓送迎会や忘年会などの一部はオンラインで行われ、従来の飲食店の繁忙期はおとなしくなってしまうでしょう。※あまりに大人数だとオンラインでは開催しづらいので、店内飲み会がありえるかも?でもそういった大規模な飲み会は今の時代減ってきていますよね・・・。

この「オンライン飲み会」で自分のお店の食事を利用していただこうと、同じ内容のお料理を同グループに配送するグループ デリバリー割引のようなものが流行るかもしれません。

現在Uber Eatsの牙城を崩そうと、様々なアプリやサービスがデリバリー仲介に参入していますが、この流れはこれからも加速していくでしょう。

※しかし飲食店にとって痛いのがそれらの手数料。
ただでさえ利益率の低い業界である飲食業で、さらなる手数料は痛い。

このテイクアウトとお店がどのように付き合っていくかは重要であり、重大な局面と言っても過言ではありません。

「食事」よりも「空間」であったり「人」に焦点を当てているお店は、今までよりもより明確に「店内飲食」の良さをアピールしていく必要があります。

店内飲食であっても、感染症対策は十分であり、安全であることのアピールは前提です。

屋外空間で気持ちよく

密閉された空間ではなく、風通しの良い空間を推進しています。

心地よい気候の場合、これまでよりももっとビアガーデンなどの屋外施設は混雑するかもしれません。

「自粛が解けたけど、一応三密を避けて屋外にしておこう」といった考えの人は少なからずいるはずです。

今まであまりテラス席をおススメしていなかったお店でも、テラス席の配置やオペレーションを改善し、テラス席をどんどん活用していく必要があります。

テラス席がないお店でも、定期的に換気を行うなどの対策を行わなければなりません。

大皿は避けて、料理は個々に

飲み会などでは大皿で提供しているお店が多いとは思いますが、これからは一人一皿での提供が推進されています。

予約の段階で、そこを気にして予約をしてくる幹事さんが今後増えていくでしょう。

※とはいっても50人、100人規模の飲み会の一人一皿サーヴは通常のお店では難しいと思いますが・・・・

「~名までは一人一皿でのサーヴが可能」などの表記が必要となってくるかもしれません。

対面ではなく横並びで座ろう

飛沫感染の防止策として、横並びで座ることを推進しています。

カウンター主体のお店では可能ですが、テーブルサービスが主体のお店ではかなり違和感のある光景になってしまいますね・・・

せめて斜めで座るような席配置を考えておく必要があります。

ただでさえ席間を広げなければならず、席数を減らしているさなか、横に座れるテーブル席を用意するのはなかなか難しいですよね。

今まで食事はテーブル席が多かったお客さまも、カウンターで食事ができるお店を選ぶことが増えていくかもしれません。

料理に集中、おしゃべりは控えめに

これも飛沫感染の防止策として、食事中の会話を控えることを推進しています。

せっかく一緒に食事にいらしているのに、会話を控えなければならないのは寂しいですね。

ですがこれは先ほどの横並びで座ることによって改善されることだと思います。

一緒に食事をしているグループとは別のグループに対して飛沫しないように、大声でのおしゃべりなどは控えるべきだとは思いますが、これは飲食店での一般的なマナーと同じですね。

お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて

所謂間接キスのような形でしょうか。

それらを控えるべきだと示しています。

これはお店側というか、来店しているお客様が気にするべきことだと思います。

しかしもしいっぱいのグラスワインを二人で分けるような場面があった場合、二つのグラスに分けるといった対応は必要かもしれません。

サービスの人間であれば普段から気にしていることだとは思いますが・・・

最後に

新型コロナウィルスにより、飲食店にはここまで述べてきたような影響があると思います。

もちろんこれは私の個人的な見解なので、全くその通りだとは思いません。

しかし終息後はどのような社会になるかは不明瞭ですので、様々なケースを考えておき、対応できるようにしておいても損はないのではないでしょうか。

飲食店経営者の皆様、お互いに頑張っていきましょう(^o^)

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