今回は私の好きなオーストリアの白ワインをテイスティングしました。
ワインというとオーストラリアをイメージしている方が多いのですが、オーストリアは地球温暖化が進む昨今、注目を集めているワイン産地です。
今回はヨハネス ツィリンガーのヴェルエ ヴェルシュ リースリングをご紹介させていただきます。
ヨハネスツィリンガー ヴェルエ ヴェルシュ リースリングをテイスティング
・地域:ヴァインヒアテル
・品種:ヴェルシュリースリング
覚えづらく長々としたワイン名ですが、わかりやすく言うとヨハネス ツィリンガーは生産者名、ヴェルエはワイン名(キュヴェ名)、ヴェルシュリースリングはブドウ品種の名前です。
こちらのワインは蝶々のラベルが可愛らしいですね。
この生産者は他のワインもアングルの違う蝶々のラベルデザインです。
ヨハネス ツィリンガーとは
ヨハネス ツィリンガーは1673年にダヴィド ツィリンガー氏によって設立されたワイナリーです。
オーストリアのニーダーエスタライヒ州、ヴァインヒアテル地区が本拠地。
1984年、前当主ハンス氏の時代から有機栽培を導入しており、フェルム=ゲッツェンドルフ村で有機栽培を先導しています。

現当主ヨハネス氏は2013年からビオディナミ栽培を開始しており、オーストリアの自然派ワインを牽引しています。
2014年にはゴー ミヨ誌でディスカバリー オブ ザ イヤーを獲得。
さらに近年注目を集めています。
製法
標高220mで風が強く、北東向きの斜面で栽培されています。
土壌は石灰砂岩質とレス(黄土)です。
発酵は天然酵母により行い、果皮浸漬を行います。
(95%ステンレスタンク、5%アンフォラ)
熟成はステンレスタンクを使用、4~6週間ごとにバトナージュを行っています。
Tasting
2017
淡い黄金色。
ヘーゼルナッツや白い花、かすかに蜜とジャスミン香り。
口当たりは硬質。炭酸を感じるようなフレッシュな酸と、程よい厚み。
強い酸味が骨格を作っており、味わいに太さがあり良質なミネラル。
余韻は長く、しっかりとした味わいが続く。(2018)
最後に
今回はヨハネスツィリンガーのヴェルエ ヴェルシュリースリングをご紹介させていただきました。
ヴェルシュ リースリング以外にもグリューナーヴェルトリーナーを使用した白ワインやそれらシステムを使用したユニークな赤ワインもありますので、ぜひお試しください!