あまりワイン系の映画は観ないのですが、なんとなく観てみました。
ストーリーは予想通りで、個人的には感動せず。
でもワイン関係で気になったことがあったので、何点かご紹介させていただきます!
映画のネタバレ的なこともあるので、これから観る予定の方は今回の記事は読まないほうが良いかもしれません。
映画「ブルゴーニュで会いましょう」のレビュー
映画「ブルゴーニュで会いましょう」は、ブルゴーニュという題名の通りワインに関する映画です。
簡単に言うと、ブルゴーニュでワイナリーを営んできた家族の絆を描く物語です。
ストーリー的には薄いので、ワインに興味がない方にはおすすめできませんが、ワイン好きの方は「おっ」「へぇ~」という場面があるかもしれません。
作中にはワイン造りの話はもちろんのこと、クロ ド ヴージョやコルトンが登場します。
主人公のモデルはロバートパーカー?
主人公は著名なワイン評論家という設定です。
ワイン マーケットに対して世界的に影響力が強く、彼の著書で高得点をつけたワインは売れ、ワインを造る側の基準にもなっているようです。
これは完全にアドヴォケイト誌の、ロバート パーカー氏がモデルですね。
ロバート パーカー氏がつける『パーカー ポイント』はワイン業界に対して非常に大きな影響力を持っています。
無名のシャトーが造るワインであっても、パーカー氏が高得点をつけると価格が高騰します。
そのため一時期は彼好みなテイストのワインばかりが流通していたほどです。
シートで嵐を防ぐ
主人公は嵐でブドウ畑が荒れてしまわないように、畑にシートをかぶせて防ごうと試みます。
この試みは映画では失敗に終わってしまいましたが、1992年のシャトー ペトリュスの畑の一部では、実際に行われたものです。
1992年はとても雨が多かった年で、ペトリュスでは雨が土壌に染み込まないように、黒いシートで覆ったと言われています。
すごい労力ですね……
このシーンの描写はペトリュスへのオマージュでしょうか?
リコリスの風味
ブドウを収穫する際の指標として、ブドウの種を食べ、リコリスの風味がすると収穫の時だという描写があります。
これは知らなかったので、勉強になりました。
糖度や酸味、タンニン分のバランスを見て収穫することは知っていましたが、畑仕事の現場では味覚的に『リコリスの風味』で判断していたのですね……
リコリスとは甘草とも呼ばれる植物です。
最後に
年末年始に、家でゆっくりと鑑賞させていただきました。
ワインを題材にした映画は、気にはなるのですがあまり観ていないので、徐々に観ていこうと思います!
また、ワイン系の映画を観たら綴らせていただきます。