毎年秋になると、テレビや雑誌でよく耳にする言葉、「ボージョレ ヌーヴォー」。
ワインということはわかっているけど、一体毎年何なのだろう?
という方のために、ボージョレ ヌーヴォーについての解説と、その2018年の出来栄え予測をご紹介します。
ボージョレヌーヴォーとは?
ボージョレは、フランスのブルゴーニュ地方の地区名です。
そしてヌーヴォー="新しい"という意味のフランス語です。
なので、直訳すると、"新しい ボージョレ"。
お酒の世界の話なので、ボージョレの新酒ということになります。
現地フランスでは、その年のぶどうの収穫を祝う収穫祭のことなのです。
新酒とは?
ワインは農作物であるぶどうからできているので、毎年収穫時期が決まっています。
新酒というのは、その年収穫されたぶどうで、その年に造られたワインのことです。
ワインは熟成期間が長いお酒なので、基本はその年のワインに出会いませんが、ヌーヴォーは早く仕込み、生産しています。
マセラシオン・カルボニックとは
ボージョレヌーヴォーといえば、マセラシオン カルボニックという製法が有名です。
詳しくはワインの用語集で述べますが、この製法により、タンニンが少なく、色が濃いワインが早く出来上がります。
この製法で作られたワインは、バナナやドロップのような香りがすると言われています。

ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日
ボージョレヌーヴォーの解禁日は、11月の第三木曜日と決められています。
2018年ですと、11月15日です。
昔は日付が決められていたようなのですが、日付を固定してしまうと曜日などの関係で難しかったようです。
ヌーヴォーは他にも存在しています
ヌーヴォー(新酒)はボージョレ以外にもあります。
フランスだと南仏のローヌでもありますし、ブルゴーニュのマコンもあります。ボージョレが有名ですが、他の地域にもあります。
他の国だと
イタリア、ノヴェロ(Vino Novello) 10月30日解禁
ドイツ、ディア ノイエ(Der Neue) 11月1日解禁
オーストリア、ホイリゲ(Heuriger) 11月11日解禁
が有名です( ・∇・)
2018年、ボージョレヌーヴォーの出来栄えは?
まだ断言はできませんが「秀逸な年」になるだろうと言われています。
かなり不作であった昨年と比べると、120%増の収穫高になるようです。
春には定期的に適度な雨が降り、その後も天候は良好。フランスも日本と同じく、今年は暑い夏でした。
高温で乾燥はしていましたが、時々適度に雨は降り、水不足の心配はないようです。
相当凝縮感や果実味に富んだヴィンテージに、なるのではないでしょうか。
まとめ
ボージョレヌーヴォーについて、簡単いですがご説明させていただきました。。
もう少しで解禁です!!
日本は以前ほどの盛り上がりはなくなってしまいましたが、ワインラヴァーは少し気になるものです。
是非今年のぶどうの出来をお試しください♫