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未開封のワインの賞味期限とは?開封後はどのくらいもつのかも解説

ワインコラム

頂き物を自宅に持ち帰り、そのまま忘れされていたワイン

ふと数年後に見つけて「これはまだ飲むことができるのだろうか?」と思ったことがある方もいるはずです。

果たしてワインに『賞味期限』はあるのでしょうか?

今回はワインの賞味期限についてお話しします。

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ワインの賞味期限とは?開封後はどのくらいもつの?

食品には一般的に『賞味期限』が記載してあります。

しかし、背面のラベルをいくら読んでみても、ワインには賞味期限の表記が見当たりません

なぜなら「ワインには賞味期限がない」からです。

ワインには賞味期限がありません。

未開封のワインは『劣化』することはあっても、『腐敗』するということは通常ありません

皆様もご存知の通り、「ワインを寝かせて熟成させること」もワインの醍醐味のひとつです。

自分が好きで購入したワインの『飲み頃』を考え開けるタイミングを決めるのも楽しいですよね。

ワインの飲み頃はどのようなワインを購入したかにもよって異なりますし、ヴィンテージによっても異なります。

まずこの『飲み頃』というのが個人の『味覚・好み』によって異なりますので、なかなかはっきりとは言えないものなのです。

ワインの年数表記

「ワインに年号が書いてあるぞ、これが賞味期限か?」

いえ、違います。

よく見てください。その年号はすでに過去の年ではありませんか?

ワインに表記してある年号(ヴィンテージ)は、そのワインの原料となっているブドウが収穫された年です。

ヴィンテージはブドウの収穫された年。

勘違いされている方もいらっしゃいますが、ヴィンテージは販売された年ではありません

そのため久しぶりに見つけたワインであっても販売された年はわかりませんが、使用されたブドウが収穫された年はわかります

何年後に販売されるかは、ワインによって熟成年数が異なるので何とも言えません。

中にはヴィンテージ表記をしていないワインもあります。

スパークリングワインは通常様々な年のワインをブレンドして造られているので、NV(ノンヴィンテージ)のワインが大半です。

そうなると何年頃のものなのか、判断が付きませんね。

ワインが熟成している写真

ワインの熟成年数

ワインに賞味期限はありませんが、飲み頃のピークを過ぎると品質は低下していきます。

ワインにはすぐ飲んだ方が良いワインと、長期熟成に耐えられるワインがあります。

すぐに飲んだ方が良いワインは、フレッシュさが特徴のワインです。

フレッシュなタイプはなるべく早く飲む。

比較的安価なワインはそのように造られていることが多いので、早めに飲みましょう。

ワインとしての寿命が短いので、何年か前のものを見つけた場合には、飲むことはできますが、劣化・品質低下している可能性があります。

長期熟成できるワインは、樽を使用した高級白ワインや、強固な骨格をもつ赤ワインです。

ヴィンテージやワインによっても違うので何とも言えませんが、10~20年ぐらいは問題なく熟成させる事ができます。

さらに貴腐ワインなどの甘口ワインは、長期の熟成に耐えることができます。

shinya
shinya

なんと中には100年持つ甘口ワインもあるようです。

100年前のワイン何て、とても貴重なワインですね。

ワインの経年劣化

ワインは良い保存環境でも、そのワインの寿命を過ぎると「飲み頃を過ぎた・ピークを越えた」状態になります。

ワインの品質や保存環境によって、ワインの寿命は異なります。

久しぶりに見つけたワインの液面が下がっている場合ワインが蒸散した、又は漏れた証です。

アルコールが飛んでいたり、元の状態とは大幅に違うことが考えられます。

このようなワインも飲むことはできるのですが、美味しい状態とは程遠いところにありますので、捨ててしまうか調理用として使用するのが良いと思います。

開封済みのワイン

開封したワインは、基本的になるべく早く飲み終えることをおすすめします。

スパークリングワインは泡が抜けていくので、専用のストッパーがない場合は当日飲み切りましょう。専用のストッパーがあっても、開け閉めの回数が多い場合には当日~翌日には飲み切りたいところですね。

白ワインや赤ワインであっても、当日か翌日に飲みきるのが良いでしょう。

腐って飲めなくなってしまうわけではありませんが、ワインは一度開けるとどんどん酸化していきます。

『酸化』という言葉で誤解してしまうかもしれませんが、どんどん酸っぱくなっていくわけではありません。

酸化することによって、逆にどんどん酸味は失われていきます。

この酸化のスピードを遅らせるためには、栓をして冷蔵庫に入れておくと良いでしょう。

温度を下げることで酸化は緩やかになり一週間ぐらいはそのワインを楽しむことができます。

ウイスキーは寿命が長い?

アルコール自体は変化が少ないものなので、アルコール度数が高いものは古いものであってもあまり品質が低下しません。

なのでウイスキーなど蒸留酒の場合、きちんとした保存状態である限り、未開封であれば数十年前の物でも美味しく召し上がることができます。

また、ウイスキーなどの蒸留酒は「開封済みであっても長く楽しむこと」ができます。

開けて1年ほど経ってしまっても、品質的に問題ありません。

最後に

今回はワインの『賞味期限』についてお話させていただきました。

先述したようにワインに賞味期限はありません。

家で何年振りかにみつけたワインでも、飲むことはできます。

しかし品質は低下していることがあるので、美味しく飲めるかどうかは、開けてみてのお楽しみですね。

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