先日、東京都美術館で開催されていた藤田嗣治(つぐはる)展に行ってきました。
この藤田嗣治は、あの『シャンパーニュ』と関係があるのです。
シャンパーニュではなく「メゾン マムと関係がある」と言う方が的を射ているかもしれません。
今回は藤田嗣治とバラ、シャンパーニュ マムについてお話しさせていただきます。
藤田嗣治とは
藤田嗣治は日本出身の画家で、晩年はフランス国籍を取得し、洗礼を受け、レオナールフジタとして生涯を終えた人物です。
フランスでは、日本人画家として一番有名な方なのではないでしょうか。
裸婦の絵や、カフェという絵が有名な作品です。
実はその超一流画家がワインと関係しているのです。
藤田嗣治はあのルネラルーと親交があったのです。
1959年に洗礼を受けた際の立会人も、ルネ ラルーでした。
先ほどから言っているルネ ラルーってどなた?と思った方も大丈夫です。
これからルネ ラルーについてわかりやすく説明させていただきます。
ルネ ラルーとは
ルネ ラルーとは、シャンパーニュ メゾンの『GHマム』で1900年代前半に手腕を振るった人物です。
GHマムは世界中で愛されている『コルドン ルージュ』を造っているシャンパーニュメゾンです。
コルドンルージュは以前F1の公式シャンパーニュにも採用されていました。
そんなGHマムを大幅に発展させた人物がルネ ラルーです。
GHマムでは彼の功績をたたえ、マムがリリースする最高級キュヴェの名前にもなっております。
この『キュヴェ ルネ ラルー』は特別な年にのみ生産されており、1966年〜1985年の間に9ヴィンテージがリリースされていました。
その後一時生産を中止していましたが、1998年ヴィンテージをリリースして生産を再開しました。
マムと薔薇
そんなルネ ラルーと、藤田嗣治は親交があったのです。
マムのロゼ シャンパーニュには、親交のあった藤田氏へのオマージュの証があります。
スパークリングワインで使用されるミュズレ(蓋の様なもの)に藤田氏が描いた薔薇の絵が採用されているんです。
これはルネ ラルーが依頼したことにより、藤田嗣治が描いたようです。
さらに、それだけではありません。
キュヴェ フジタ
新しく2018年5月にGHマム社のRSRVのロゼが発売されました。
その名前がキュヴェ フジタなのです。
藤田嗣治好きの方は是非!
最後に
今回は「藤田嗣治とシャンパーニュ マム、ルネ ラルーとの関係」についてお話させていただきました。
先日藤田嗣治の展示に行った際、お土産コーナーがありました。
そこに並ぶ大量の『キュヴェフジタ』。
結構売れてました。すごいですね~。