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ボルゲリとは?ワインの産地、スーパートスカーナ?

ワイン産地

イタリアは北から南まで全ての州でワインが造られています。

皆さんはこの「ボルゲリ」「スーパートスカーナ」「スーパータスカン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

どれもイタリアワインを語るうえで、避けては通れないものです。

今回はこのボルゲリについてお話しします。

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ボルゲリとは?

ボルゲリ(Bolgheri)は、イタリアのトスカーナ州西南部にある地方です。

たくさんのワインが生産されているトスカーナ州の中でも、ボルゲリは重要な産地のひとつです。

ボルゲリの位置は、他のトスカーナ州の重要なワインであるキャンティやモンタルチーノが内陸部であるのに対して、海岸部に位置しています。※海に面している地区もありますが、丘に囲まれている地区が大半です。

このボルゲリで使用されるぶどう品種は、カベルネソーヴィニヨンやカベルネフラン、メルロなどのボルドー系品種です。

確かにボルゲリは平均気温が14℃とボルドー地方とあまり変わらず、粘土質土壌をもち、海岸沿いであるなどボルドーと似ている点が多いのは事実です。

基本的にトスカーナ州ではサンジョベーゼなどが主に使用されるぶどう品種です。

しかしこのボルゲリではボルドー系品種を使用します。

このトスカーナ州でサンジョベーゼの使用規定をあえて無視し、DOCやDOCGにこだわらずに生産されたワインが、「スーパートスカーナ」「スーパータスカン」と呼ばれるワインです。

このボルゲリは元々日常消費用の白ワインやロゼワインが生産されている地域でしたが、なぜこのようにスーパートスカーナと呼ばれるワインの産地となったのでしょうか。

これはあるワインの成功により、それらのワインがスーパートスカーナと呼ばれ、地ワインの域を抜け出せていなかったトスカーナ産ワインの世界進出へと繋がっていったのです。

そのワインがサッシカイアです。

スーパートスカーナの先駆け、サッシカイアとは

サッシカイアとは、テヌータ ディ サングイドが1968年からリリースしているワインです。

テヌータ ディ サングイドはアンティノリ家の一員であるマリオ インチーザ デッラ ロケッタ侯爵が設立したワイナリーです。

元々ボルドーワイン好きであったマリオ氏が、自己消費用ワインとして作り始めたのが、サッシカイアの始まりです。

マリオ氏はサッシカイアを販売する気はなかったようですが、息子のニコロ氏が1968年に経営を引き継ぐと、従兄弟であるピエロアンティノリ氏と手を組み、サッシカイアを世に送り出します。

リリースされたサッシカイアは高い評価を得ましたが、スーパートスカーナが爆発的な人気を集めたのは1990年代頃からです。

このサッシカイアの成功によりボルゲリはDOCに認定され、イタリアを代表するワイン産地のひとつへと駆け上がりました。

3大ボルゲリ

現在ではボルゲリから様々なスーパートスカーナが生産されていますが、その中でもぜひ試していただきたいのが、3大ボルゲリと呼ばれる3つのワインです。

サッシカイア

先程お伝えした、ボルゲリ地区を一躍有名にしたワインです。

スーパートスカーナと言えば、まずはじめに名前が挙がるのはサッシカイアです。

20年以上頂点に君臨し続け、圧倒的存在感を放つ「イタリアワインの至宝」

オルネッライア

サッシカイアと同じくアンティノリ家が作るスーパートスカーナ。

「ボルゲリの奇跡」とまで称されているワインです。

世界屈指の赤ワインとして数々の賞を受賞。

グラッタマッコ

上記2つに比べると日本での知名度は低く感じますが、素晴らしいワインです。

値段も他と比べると……安い!!これはかなりお買い得です!

力強く優美なスタイル。おすすめ。

どれもボルゲリを代表するワインですのでいい値段はしますが、その価値はあります。

是非試していただきたいワイン達です。

セカンドワインも生産しているので、全てのセカンドを比較試飲しても面白いですね。

スーパートスカーナを楽しむグラス

せっかく購入したトーパートスカーナですから、それにふさわしいグラスで楽しみたいものですね。

おすすめの赤ワイン用グラスはこちらです!

ピュア カベルネ

ドイツのツヴィーゼル社が造るカベルネを飲むのに適した赤ワイン用グラスです。

こちらのピュアシリーズは直線的なフォルムが特徴的で、まっすぐと太く口内にワインが流れ込んできます。

そのため、酸味よりもコクのある果実味や渋みのあるワインを飲むのに適しているグラスです。

最後に

今回はボルゲリスーパートスカーナについてお話しさせていただきました。

バローロやブルネッロ ディモンタルチーノキャンティ クラシコなどもいいですが、イタリアが誇るボルドーブレンドの最高峰を試してみてはいかがでしょうか?

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