ヴィオニエとは？品種の特徴や産地、おすすめワイン

皆さんはヴィオニエという品種をご存じでしょうか。

ヴィオニエは世界中で栽培されている白ブドウ品種です。

特徴的な風味をもつので、気になる方は是非試してみてください！

今回はこのヴィオニエについて解説させていただきます。

ヴィオニエとは

ヴィオニエ(Viognier)は、世界中で栽培されている白ブドウ品種です。

原産はフランスの北ローヌ地方とされており、今でも北ローヌ地方がヴィオニエの主要な産地です。

ヴィオニエは温暖で乾燥した地域を好み、しっかりと完熟させてから収穫をおこなうため、栽培期間が長いことも特徴です。

栽培期間が長いということは、収穫期に雨が降りやすい不安定な気候の産地での栽培には向いていないということかもしれませんね。

また、ヴィオニエは病気にかかりやすく、収穫量はあまり多くありません。

ヴィオニエは強い香りを持つアロマティック品種のひとつです。

ヴィオニエを使用したワインは白桃やミルクティー、マスカットなど華やかな香りが特徴的です。

このヴィオニエの最大の特徴ともいえる香りは酸素との相性が悪いため、樽を使用した発酵や熟成には相当な気を遣わねばなりません。

ヴィオニエを使用したワインは比較的黄色の色合いが強いワインが多く、粘性は高くなりがちです。

栽培期間が長く、しっかりと完熟させてから収穫を行うため、果実味のボリューム感が出やすく、強い芳香をもちます。

酸味は比較的穏やかで、浅く短い酸味を感じられるものが多い印象です。

ヴィオニエの産地として最も有名な産地のひとつが北ローヌ地方です。

北ローヌ地方のコンドリューではヴィオニエを単一品種で使用した白ワインが生産されており、ヴィオニエを使用した白ワインの最高峰の産地として知られています。

また北ローヌ地方ではヴィオニエを白ワインで使用するだけでなく、シラーを使用した赤ワインにブレンドして使用することもあります。

オーストラリアなどでもシラーとヴィオニエをブレンドしたワインは見られ、ローヌブレンドと呼ばれることもあります。

ヴィオニエはアメリカやカナダ、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカでも栽培されています。近年日本でも栽培されはじめているため、ヴィオニエの名は急速に広がっているということができるでしょう。

今回は白ブドウ品種であるヴィオニエについて解説させていただきました。

見かけたら是非試してみてくださいね。