概要
シャトーパルメは、3級に格付けされていますが、とても評価の高いシャトーです。
同マルゴー村の1級、シャトーマルゴーに次ぐ人気があります。
パルメの1961年は伝説的と言われています。
元々シャトー デュ ガスクという名前でしたが、1814年から所有したパルメ将軍が名称を変更します。
パルメ将軍の時代にシャトーの名が広がり、評価が高まりました。
その後、1853年には銀行家ぺレール家が買収。
そして1938年より、
ネゴシアンのシシェル社、
オランダのメーラーベス家、
フランスのジネステ家、ミアイユ家
を含む共同事業体が所有しています。
セカンドワインは、アルテル エゴ ド パルメ。
白ワインも生産しており、パルメ ブランという名でリリースされています。
使用品種はミュスカデル、ソーヴィニヨン グリです。
製法など
他のマルゴーのシャトーに比べて、メルロ比率が高いことが特徴です。
豪華な邸館の裏にある台地から秀逸なメルロを収穫しています。
所有畑 52ha
新樽比率は55%、約21カ月の熟成期間。
ステンレスタンク発酵(区画ごとの醸造を可能にするため分割されている)
作付面積
カベルネソーヴィニヨン55%
メルロ40%
プティヴェルド5%
Tasting
1997
抜栓直後
香りはウォッシュチーズ、ヴァニラ。細かいがびっしりとタンニンが主張していた。
デキャンタージュ後
ヴァニラ香よりも、ボルドーらしい木の香り、腐葉土、まだ新しい積み木の香り。
シルキーでまろやか、杏のような酸味と、果実味のバランスが良く、余韻に長いミネラル感。
(2013)