今回はヴァン ナチュールの生産者であるコルヴァ ジャッラのワインをテイスティングさせていただきました。
チリエジョーロという珍しい品種を使用したワインですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コルヴァジャッラ チリエジョーロ チェレーザをテイスティング
コルヴァ ジャッラはイタリアのラツィオ州、ルビリアーノでワイン造りを行う生産者です。
ルビリアーノはウンブリア州のオルヴィエートからわずか22kmの位置にある町です。
当主のベアトリーチェ アルヴァイラーはこの地で野菜や果物の栽培だけでなく、鶏や牛、馬、ロバなどの飼育行い、サスティナブルな生活を送っています。
薬品や化学肥料を一切使わずにブドウを栽培し、人の介入を極力避けた醸造を心がけています。
近所でもあるレコステのジャン マルコ アントヌーツィの元、醸造は取り組んでいるようです。
栽培している品種はサンジョヴェーゼやカナイオーロ、トレビアーノ、ヴェルメンティーノなど様々。
チリエジョーロ チェレーザ
樹齢10年であるチリエジョーロを収穫し、空気に触れない状態で45日間もの間、マセレーションと発酵を行います。

圧搾後木樽にて12か月熟成を行い、瓶詰されています。
チリエジョーロを100%使用した赤ワインなんて珍しいですね。
チリエジョーロについて詳しくはこちらをどうぞ↓

チリエジョーロとは?品種の特徴や産地、おすすめワイン
チリエジョーロはイタリアの土着品種ですので、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。チリエジョーロからは特徴的な果実味をもつ赤ワインが造られているので、試したことがないのはもったいないです。今回はチリエジョーロについて解説させていただきます。
Tasting
2020
中庸な濃さのルビー色。
香りはザクロやラズベリーなど果実感が強く、微かにワイルドなニュアンスも感じられる。
口当たりからフレッシュな酸味とチャーミングな果実味。
果実味はピュアでまるでチェリーのよう。
収斂性は感じられるが、刺激的ではなく丸みのあるタンニン。
余韻にクランベリージュースのようなエキス感。(2023)
最後に
今回はコルヴァジャッラ チリエジョーロ チェレーザをテイスティングさせていただきました。
まさにチェリーのような果実感が魅力的です。
是非お試しください!