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ソムリエ試験の勉強法を考える!スクール派?独学派?

ワインコラム

ワインに関する資格には様々なものがあります。

その中で最も日本で知名度があり有効的な資格は、日本ソムリエ協会が主催するソムリエ試験ではないでしょうか。

そこで今回はワインエキスパートとソムリエ両方を取得した私の勉強法を解説します。

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ソムリエ試験の勉強法を解説!

私の勉強法を紹介する前に、まずはソムリエ試験の概要について解説させていただきます。

基本的には満20歳以上であればどなたでも受験資格があります。

ソムリエ試験とは

まずソムリエ試験とは、ワイン全般の知識・感性を問う試験です。

ワインに関する知識だけでなく『感性』という言葉も使用したのには理由があります。

それは二次試験に『テイスティング』があるからです。

そのため合格するには知識だけでなく、視覚や味覚、嗅覚の訓練が必要です。

shinya
shinya

とはいっても飲んべえの皆さんに訓練は必要ありませんね。笑

ソムリエとワインエキスパート

わかりやすくソムリエ試験という言葉をここまで使用してきましたが、ソムリエ試験には『ソムリエ』と『ワインエキスパート』という二つの呼称があります。

わかりやすく言うとソムリエワインに関する仕事をしている人たちが受験できる呼称で、ワインエキスパート一般のワイン愛好家が受験できる呼称です。

昔はワインアドヴァイザーという呼称もあったのですが、現在はこの二つに統合されました。

昔は ワインアドヴァイザーは酒屋さんであったりワイン輸入会社の方向け、ソムリエはワインを飲食店でサーヴする方向け、という風に分けられていました。

ソムリエとワインエキスパートでは若干試験内容が異なるのですが、難易度はそこまで変わりません

ソムリエを受けられないからといって、全く落ち込む必要はありません!

ではソムリエ試験の内容についてさらっとお話させていただきます!

一次試験

ソムリエ試験は年に1度開催されていますが、現在一次試験はCBT方式を採用しているため一定期間中であれば自分の都合が良い日に受験することができます

さらに受験申込時に1回受験するか2回受験するかを選べるので、自信のない方は2回受験にしておくといいかもしれませんね。(回数によって受験料は異なります)

CTB方式とは
コンピューター上で試験を行う方式のことです。膨大な数の問題がコンピューター上に蓄積され、受験者ごとに異なる問題が出題されています。

一次試験はソムリエ、ワインエキスパート両呼称とも行われます。

二次試験

二次試験もソムリエ、ワインエキスパートともにありますが、内容が少し異なります

テイスティングは両方ともあるのですが、ソムリエは『論述試験』が含まれます。

一次試験がマークシート形式のテストですので、論述試験は少し難易度が高いですね。

しかしそこまで難問は出題されていませんので、ソムリエ教本の内容を理解しておけば問題ないでしょう。

三次試験

そして三次試験。

三次試験はソムリエにのみ課される試験です。

ワインエキスパートの方は二次試験に合格すれば、無事合格となります。

この三次試験は『サービス実技』です。

これは普段からワインの仕事をしてる方であれば問題なくこなせる内容です。

ワインスクールに通うべきか、独学で合格を目指すべきか

ソムリエ試験の受験を考えたとき、真っ先に考えるのがワインスクールに通うべきかどうかです。

結果的に私はワインスクールに通わず、独学で勉強しました。

私は既にワインを扱う飲食店で働いていたので、ワインスクールには通いませんでした。(お金もなかったので……)

ですのでワインスクールに通っていた同僚やお客様から聞いた話をまとめてみました。

ワインスクールに通うと以下のような利点があるようです。

①生徒はワイン好きばかりなので、ワイン好きの知り合いが増える
②講師が今年出そうなポイントを教えてくれる
③お金を払って受けている授業というなのでサボらない
④テイスティングのずれを直せる

①~③は置いといて、④は非常に重要です。

先ほどソムリエ試験は『知識』と『感性』を問う試験だといいましたが、この『感性』を一般的なものに合わせる作業が必要なのです。

ワインを飲みなれていないと、今飲んだワインの酸が強いのか弱いのか果実味が強いのか弱いのか、といったことが不鮮明な状態です。

スクールに通い講師から話を聞くことによって、自分の中でワインの感性の座標が定まっていきます

これは非常に重要ですね。

独学の場合、身近にワインのプロがいれば問題ありませんが、もし周りにそのような人がいなければスクールに通うことを検討しても良いと思います。

とはいってもワインスクールに通うとなると心配なのが費用ですね。

shinya
shinya

ワインスクール大手のアカデミーデュヴァンで調べてみると、全12回の試験対策講座で約14万円でした。

なかなかさらっと出せる金額ではないですね……

ワインスクールは合う・合わないがあると思うので、気になる方は一度無料で体験講座を受講してみることを強くおすすめします。

ソムリエ試験を独学で目指す!

ここからはソムリエ試験を独学で勉強することに決めた方向けの内容です。

独学で資格試験の勉強をするのは進度もわかりませんし、不安かもしれません。

もし心細いようであれば、今はSNSもありますので、同じく独学で勉強している仲間を見つけましょう!

どうしても相談できる人が見つからずに悩んでしまったら、電話占いを利用するのも一つの手です。

では早速おすすめの勉強法を紹介します!

私はこの流れで勉強し、ワインエキスパート、ソムリエ両方とも一発で合格しました。

①地図を頭に入れる
②要点を覚える
③教本で細かいところを読む
④問題を解きつづける

教本を使うのは最後で、初めはこの2冊を完璧にしました。

『ワインの地図帳』と『30日間ワイン完全マスター』です。

両方とももう販売していないようですね……

とても良い本だったので残念です。

内容は古くなってしまいますが、この本で全体を知るのも良いと思います。
※昔の本を使用する場合、必ず最新の内容と比較しましょう。新しい産地ができていたり、ワイン法が変わっていたりします。

①地図を頭に入れる

ソムリエ試験はワイン産地を問う問題がかなりの割合を占めています

そのためまずは産地の場所・位置関係を把握します。

その時に重宝したのが上記の『ワインの地図帳』です。

私は位置関係を覚えるだけでなく、地域によって生産できるワインの種類も色別で書き込み、頭に浸透させていきました。

この地図帳は毎日繰り返しテスト感覚で確認していました。

②要点を覚える

教本すべてをいきなり覚えようとしても挫折してしまうので、まずは簡単に要点だけとらえるようにしました。

そのとき使っていたのが『30日間完全マスター』です。

教本の内容を網羅しているわけではないのですが、この本は要点が明確です。

ざっと要点をしっかりと把握・理解してから教本に進むと、頭にすっと内容が入っていきます。

③教本で細かいところを読む

地図・要点を理解した後に教本を読み込みます。

特に教本の文章になっているところを読み込んでいきます。

この辺りをおざなりにしてしまうと論述試験や時事問題が解けませんが、全部覚えようとすると頭がパンクしてしまいます。

ソムリエ試験は難問が少なく、基本的な問題ばかりです。

もし難問をすべて落としてしまっても基本的な問題を間違えなければ必ず合格することができますので、要点をしっかりと抑えていきましょう。

④問題を解きつづける

ソムリエ試験の問題集・過去問を解き続けます。

解いた後は必ず答え合わせをして解説を読みましょう。

そうすることで知識が定着していきます。

すべて満点が取れるようになるまで何度も繰り返し解いていけば、合格間違いなしです!!

私の書いたソムリエ試験問題集も好評販売中です。

細かく分けていますので、勉強の進度に合わせて問題を解いて定着させていくことができます。

最後に

今回はソムリエ試験の勉強法についてお話させていただきました。

ちなみに私は出題数の多いフランス、イタリア、アメリカを重点的に勉強しました。

近年は日本やスペインも出題数が増えているようです。

マイナーな国は出ても1問だと思うので、出題数の多い国を重視して勉強していきましょう!

興味がある方はぜひ受験してみてくださいね。

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