今回は何度かリースリングを飲んだことのある生産者ポール ジャングランジェのオレンジワインをテイスティングしました。
リースリングを飲んだときに「ピュアだなぁ」という感想をもったのですが、このジェジェジェ フォリーもピュアでありながら複雑な味わいでした。
ぜひ参考にしてくださいね。
ジェジェジェ フォリー ポール ジャングランジェをテイスティング
・地域:アルザス
・品種:ゲヴュルツトラミネール
こちらのワインはジェジェジェ フォリー(GGG Folies)がキュヴェ名で、ポール ジャングランジェ(Paul Ginglinger)が生産者の名前です。
ポール ジャングランジェは1636年にフランス、アルザスのエギスハイムに設立されたワイナリーです。
アルザス地方について詳しくはこちらを参考にしてください。
13haの自社畑を所有し、アイシュベルグ(Eichberg)とペルシベルグ(Pfersiberg)というふたつのグランクリュを所有。
栽培はリュット レゾネ(減農薬農法)で行われ、自然に近い農法で栽培されています。
醸造はできるだけ自然な造りを心がけており、亜硫酸の使用は最低限に抑えています。
ジェジェジェ フォリーとは
ジェジェジェ フォリーはオレンジワインなのですが、こちらは2021年がファーストヴィンテージです。
キュヴェ名のジェジェジェ(GGG)はブドウ品種ゲヴュルツトラミネールの頭文字をとっているのでしょう。
そてフォリー(Folies)は「女性達」や「狂気」の意味を持つフランス語です。

オレンジワインを狂気のようなワイン造りと称しているのか、女性のように華やかなワインだと称しているのか。
天然酵母を使用しステンレスタンクで発酵、12日間のマセラシオン。
ステンレスタンクにて6か月の熟成。
Tasting

2021
赤身が勝ったオレンジ色。脚はできて粘性は高め。
香りは強く華やか。ゲヴュルツトラミネールの特徴であるライチや紅茶、黄桃、ローズマリーなどが混ざる複雑な香り。
口当たりはほのかに丸みが感じられる質感。アプリコットのような果実味は控えめで、タンニンは紅茶のように残る。
タンニンの主張は強いが広く奥行きがある。(2023)
最後に
今回はポールジャングランジェのジェジェジェ フォリーをご紹介させていただきました。
非常に華やかで、お料理と一緒ではなくワイン単体でもじゅうぶん飲みごたえのあるワインですので、是非お家で試してみてくださいね。