アルザスは個人的に好きなワイン産地です。
赤ワインも美味しいのですが、やっぱりアルザスと言えば白ワインの印象が強いのではないでしょうか。
今回はそんなアルザスの白ワイン、アルザス ピノグリ サンビオーズ シャルルフレイをご紹介させていただきます。
アルザス ピノグリ サンビオーズ シャルル フレイをテイスティング
・地域:アルザス
・品種:ピノグリ
生産者はドメーヌ シャルル フレイです。
先にネタバレしますとテイスティングの際には洋梨やアプリコットのような果実味が強く、アルザスでも南の生産者なのかなぁと思っていたらまさかの北側でした。
ドメーヌはアルザス地方のグランクリュで北から13番目に位置しているフランクシュタインを擁するダンハッハ ラ ヴィルに位置しています。
北側でもこの果実味なのであればテイスティングした2021年の気候が気になるところですね。
2021年のヨーロッパは異常気象によりワイン生産量が相当に落ち込んだ年(歴史的低水準であった2017年にも近い)なので、病害を避ける為に相当間引きをして凝縮感を高めた生産者もいるかもしれませんね。
シャルルフレイもそうだったのかも?しれません。
シャルルフレイでは1997年より有機栽培を開始し、現在はビオディナミ農法に則り栽培を行っています。
こちらのサンビオーズ ピノグリは除梗せずに圧搾、野生酵母にて古樽で4週間の発酵を経て、ステンレスタンクにて6か月間シュール リーで熟成が行われています。
キュヴェ名であるサンビオーズ(Symbiose)はフランス語で『共生』という意味であり、自然との共生を考えたワイン造りを行っているシャルル フレイのワイン名としてピッタリなものとなっています。
Tasting
2021
ほのかに黄色く色づいている。
香りは強く華やか。レモンの皮や洋梨、黄桃などが感じられる。
粘性のあるアタックとアプリコットのような熟れた果実味。
酸は浅く心地よい。
余韻には長く渋みが残り果実味が強いワインながらタイトな印象に整えている。
(2023)
最後に
今回はシャルル フレイのサンビオーズ ピノグリをテイスティングしました。
サンビオーズとしてゲヴュルツトラミネールなどもリリースされているので、気になった方は是非試してみてくださいね。