少し前までは知っている人が少なかったオレンジワインですが、今や飲食店で大人気。
レストランでのペアリングワインとしても選出され、最近は引っ張りだこなイメージです。
今回はそんなオレンジワインの中から厳選した5本を御紹介させていただきます。
大人気!ソムリエおすすめオレンジワイン5選!【保存版】
今回はオレンジワインの中でも比較的手頃な価格帯のワインをお選びさせていただきました。
是非ホームパーティーや、ワイン会に持ち込んでみてくださいね。
『オレンジワイン』と普通に紹介してしまいましたが、「オレンジワインって何?」という方のためにオレンジワインについて軽くお話させていただきます。
オレンジワインとは
オレンジワインについて簡単に言うと、白ワイン用の葡萄で、赤ワインの造り方をしたものです。
通常白ワインは果汁のみを発酵させるのに対し、赤ワインは果汁と果皮や種を一緒に発酵します。
そのため赤ワインは黒ブドウの果皮の色合いが反映されています。
ロゼワインは赤ワイン用のブドウ(黒ブドウ)で白ワインの製法をしています。
白ワインでも、果皮を発酵前に漬け込むことがあります(スキンコンタクト)が、オレンジワインは長期間漬け込みます。
長期間漬け込むことによって、ワインは果皮や種からの影響を受け、通常の白ワインでは目立たない渋みや複雑味がもたらされます。
オレンジワインについて詳しくはこちらをどうぞ↓
ではおすすめのオレンジワインを5本紹介していきます。
アナトラーゾ ビアンコ ディ トスカーナ
・地域:トスカーナ
・品種:トレビアーノ、マルヴァジア
可愛いアヒルのラベルが目を惹くオレンジワインです。
ビオロジックでの栽培、発酵には野生酵母を使用、ノンフィルター、無清澄で瓶詰めされています。
オレンジピールや黄桃の香り、シェリー香。酸味には丸さがあり程よいボリューム感。
余韻には長く旨味が残ります。
マルスワイン 甲州 オレンジ グリ
・地域:山梨
・品種:甲州
日本でもオレンジワインを造っているのです。
しかも日本が世界に誇るブドウ品種の『甲州』を使用したオレンジワインです。
この価格帯は一度試してみたくなりますね。
アルコール度数も11%と飲みやすいです。
フレッシュなリンゴやかすかにオレンジ、飲みやすい口当たりと、柔らかい果実味、余韻の渋みがバランスを取っています。
非常にピュアな印象が強いので、日本食とも好相性なのではないでしょうか。
シャウラリ ムツヴァネ
・品種:ムツヴァネ
長いワイン造りの歴史をもつグルジアのオレンジワインです。
シャラウリ ワイン セラーズは2013年に設立と比較的新しい造り手ですが、評価の高いワインを多くリリースしています。
このオレンジワインはとても香りが強く、オレンジなどのフルーツや、花、ドライフルーツやナッツ、複雑な香りが印象的です。
ほのかな渋味とふくらみのあるコクが心地良い、バランスの良いオレンジワインです。
アートテッラ クルティメンタ
・地域:アレンテージョ
・品種:アンタンヴァス、アリント、ヴィオニエ
ポルトガル産のオレンジワインはあまり見かけないかもしれませんが、ポルトガルでも美味しいオレンジワインを造っています。
フレッシュなオレンジの香りと、ハーブの香りが心地良い、コストパフォーマンスの高いオレンジワインです。
とてもフレッシュ感が強い印象なので、オレンジワイン入門としてもおすすめの一本です。
フォエミネ ファビュラス
・地域:アブルッツォ
・品種:ピノグリージョなど
イタリアのアブルッツォ州、マジェッラ国立公園内にあるワイナリーが造るオレンジワインです。
ピノグリージョは白ワインで使用されるブドウ品種ですが、『グリ(灰色)』と呼ばれていまして、ピンク色の果皮を持つブドウ品種です。
そのため長期間漬け込むことによって、微かに色合いはピンク色がかってみえます。
さくらんぼのようなチャーミングな酸味をもつオレンジワイン、おすすめです!
最後に
今回はおすすめのオレンジワイン5本お選びさせていただきました。
色々な国でオレンジワインは生産されていますね。
ぜひ好きなタイプのオレンジワインを見つけてみてくださいね。