ワインのことを調べていると、必ずブドウ品種の話は出てきます。
シャルドネ、カベルネ ソーヴィニヨン、リースリング.....etc
この品種名はどのように付けられたのでしょうか?
今回は各ブドウ品種名の由来についてお話ししていこうと思いますので、是非気楽に読んでみてください。
各ブドウ品種名の由来とは?
名称の由来というのは、古くからあるものであればあるほど諸説あると思います。
そのため僕がお伝えする由来は諸説あるうちの一つだと考えていただけると幸いです(^^)
では、いくつかご紹介していきます!!
Sauvignon Blan ソーヴィニヨンブラン
ソーヴィニヨン ブランは香りの強い白ブドウ品種です。
フランスのボルドー地方原産とされており、このSauvignonはフランス語の「Sauvage=野性的な」が由来とされています。
野性的な「ブラン=白」という意味ですね。
このソーヴィニヨン ブランとカベルネ フランの子孫がカベルネ ソーヴィニヨンです。
カベルネ ソーヴィニヨンがとても有名なので、子孫と聞くと違和感があるかもしれませんね。
この「Cabernet カベルネ」の由来が気になるのですが、調べてもわかりませんでした。。。
Chardonnay シャルドネ
白ブドウで最も有名と言っても過言ではないブドウ品種、シャルドネ。
フランスのブルゴーニュ地方が原産とされており、ブルゴーニュのマコネ地区にシャルドネという村があります。
その村の名前が品種名の由来となっています。
Merlot メルロ
メルロは世界中で広く栽培されている黒ブドウ品種です。
このメルロは、「ツグミ=Merle」という鳥の名前が由来となっていると言われています。
なぜかと言いますと、メルロは熟すのが早いため、よくツグミに食べられてしまうようです。
そのためメルロという名前が付いたようです。
Gamey ガメイ
ガメイはボージョレ ヌーヴォーで使用するため、よく知られている黒ブドウ品種です。
正式にはGamey noir à jus blanc (=果汁が白い、黒いガメイ)と言います。
これはブルゴーニュ地方のピュリニ モンラッシェ近くにガメイという村があり、その村の領主が十字軍遠征の際に持ち帰ってきたことが由来になっています。
Syrah シラー
このシラーの由来も諸説ありますが、ペルシャのShirazという町を通してギリシャ人が伝えたためだと言う説が有力です。
その読み方のため、フランスではシラー、オーストラリアではシラーズなのでしょうか。
※フランス語では最後のZは発音しません。
Grenache グルナッシュ
グルナッシュは果実味が強い黒ブドウ品種です。
グルナッシュは宝石のガーネットが由来とされています。
綺麗な色調が宝石みたいであったのでしょう。
Pinot Noir ピノノワール
魅惑的な赤ワインやシャンパーニュを生産するピノ ノワール。
ピノ ノワールとは、「ピノ種の黒」という意味です。
このピノという言葉はフランス語の「松=Pin」が由来となったされています。
ピノ種のブドウは詰まって密になっているので、松ぼっくりのように見えたからだと言われています。
他のピノ種だと、「ピノ グリ=灰色のピノ」「ピノ ブラン=白のピノ」が有名です。
またシャンパーニュ地方でよく使用される「ピノ ムニエ=Pinot Meunier」は「ムニエ=粉屋」という意味から来ています。
ピノムニエの葉の裏側は白いため、このムニエという言葉が使用されたようです。
料理用語のムニエルもこのムニエが語源になっています。
Sangiovese サンジョベーゼ
サンジョベーゼは、キャンティやキャンティ クラシコで使用されている、イタリアのトスカーナ州では重要な黒ブドウ品種です。
Sangius(血)+Joves(ジュピター)を合わせた言葉だとされています。
ジュピターとはローマ神話に登場する神の名前です。
「神様の血」すごい名前ですね!
サンジョベーゼからできたワインは色が濃く、鮮やかな色をしているため、まるで血のように見えたのでしょうか。
Nebbiolo ネッビオーロ
ネッビオーロは、イタリアワインの王様と呼ばれるバローロで使用されている黒ブドウ品種です。
このブドウは表皮が蝋に覆われており、その蝋が霧に見えたようです。
それで「ネッビア=霧」という言葉が語源になったと言われています。
また別の説ではネッビオーロは晩熟であり、霧がたちこめる季節に収穫することが多かったためだとも言われています。
まとめ
いくつかブドウ品種名の由来を説明させていただきました。
普段使用している言葉の由来を調べてみると、面白いですね。
気になる品種名がありましたら、是非調べてみてください☺