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チェザネーゼとは?品種の特徴や産地、おすすめワイン

ブドウ品種

皆様はチェザネーゼというブドウ品種を使用したワインに出会ったことがありますでしょうか。

出会ったことがある方はラッキー?なのかもしれません。

イタリアの土着品種であるチェザネーゼを使用したワインはあまり流通していないからです。

今回はそんなチェザネーゼについて解説させていただきます。

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チェザネーゼとは

チェザネーゼ(Cesanese)とはイタリアで主に栽培されている黒ブドウ品種です。

イタリア、ラツィオ州の土着品種として知られており、ローマ時代から権力者階級に愛されてきた長い歴史をもつワイン用ブドウ品種です。

チェザネーゼは「チェザネーゼ コムーネ(ボンヴィーノ ネーロ)」「チェザネーゼ ダッフィーレ」「チェザネーゼ ディ カステルフランコ」に分けられており、最も古い歴史をもつのはチェザネーゼ ダッフィーレとされています。

このチェザネーゼという品種名の由来は諸説あり、ローマ郊外のチェザーノという町名が由来となったという説や、森林だった場所を開いてブドウを栽培したことから、木を伐採した土地という意味のチェザエ(Cease)が由来となった説があります。

チェザネーゼの特徴

チェザネーゼは晩熟で収穫量は高くありません

白胡椒やスパイス、黒い果実の香りが主体で、凝縮感のある味わいが特徴的です。

滑らかなボディながら酸とタンニンがはっきりと主張したタイプの赤ワインが多く生産されています。

チェザネーゼ コムーネは比較的色調が淡くタンニンが控えめなワインが多く、チェザネーゼ ダッフィーレの方が色調が濃く、タンニンが強く長期熟成に適したタイプの赤ワインが多い印象です。

チェザネーゼの産地

チェザネーゼはイタリアのラツィオ州の土着品種であるため、主にラツィオ州で栽培されています。

1960年代頃まではラツィオ州だけでなく、カンパーニャ州などでも広く栽培されていましたが、現在は栽培面積が減少し、ラツィオ州の一部でしかほとんど栽培されていないようです。

ラツィオ州のDOCG(2008年に昇格)であるチェザネーゼ デル ピリオ(Cesanese del Piglio)は、チェザネーゼを90%以上使用した歴史ある赤ワインです。

チェザネーゼを使用したおすすめワイン

チェザネーゼを使用したおすすめワインをご紹介いたします。

サン マーニョ チェザネーゼ デル ピーリオ

やや深い赤色。ラズベリー、ブルーベリーやブラックチェリーに花や丁子、黒胡椒、松のニュアンスと豊かで複雑。濃厚で樽の風味が調和。柔らかくしなやかな酸と旨味がありエレガント。
・生産国: イタリア
・地域:ラツィオ
・品種:チェザネーゼ

チェザネーゼ コムーネを15%、チェザネーゼ ダッフィーレを85%使用しています。

生産者であるコルテ ディ パーピDOCGの1/4を占める面積を所有している生産者です。

まさにチェザネーゼ デル ピリオを代表する生産者が造る赤ワイン。

是非お試しください。

最後に

今回はイタリアの土着品種であるチェザネーゼについて解説させていただきました。

イタリア料理店などで見かけましたら是非試してみてくださいね( ゚Д゚)

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