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ワインに使用するブドウ品種とは?その違いや特徴を解説

ワインの製法

ワインに使用するブドウには様々な種類があります。

異なる種類のブドウを使用するということは、どういうことなのでしょうか?

今回はこのブドウ品種についてお話させていただきます。

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ワインに使用するブドウ品種とは?

ブドウには他の果物と同様に様々な品種があります。

イチゴには『あまおう』や『とちおとめ』、和梨には『幸水』や『21世紀』などがありますね。

ブドウは自然交配や突然変異などが起こりますので、10000種類以上のブドウ品種が存在すると言われています。

shinya
shinya

1000種類以上!すごい数ですね……でも、安心してください!!

主にワイン用として使用されるブドウ品種は100種類程度なのです。

このワイン用に使用されるブドウ品種は、そのほとんどがヴィティス ヴィニフェラ種というものに属しています。

ヴィティス ヴィニフェラ種は欧州系ブドウとも呼ばれ、ワイン醸造に適したブドウ品種です。

ワイン用ブドウと食用ブドウの違いについてはこちらを参考にしてください。

ワインをこれから楽しんでいこうとしている方は、まずご自身の好きなブドウ品種を見つけると、ワインを選びやすくなっていくと思います。

品種の違いがワインに与える影響

ワインの香りには『第一アロマ』『第二アロマ』『ブーケ』という言葉があります。

このブーケは熟成過程で生じる香り第二アロマは醸造過程で生じる香り、そして第一アロマはブドウ由来の香りのことを表します。

ブドウ品種の違いは、この第一アロマに大きな影響を与えます。

ワインの香りについて詳しくはこちらで説明しています。

また味わいに関しては「酸味・果実味・渋み」の強弱色調については色合いの濃淡など、ブドウ品種が異なることによって様々な違いが表れてくるのです。

では代表的なブドウ品種の特徴についてこれから説明していきます。

ブドウ品種の特徴

ワインに使用される代表的なブドウ品種の特徴を簡単にまとめさせていただきます。

黒ブドウ品種

カベルネ ソーヴィニヨン
タンニンのしっかりとしたワインを生む。メトキシピラジンと呼ばれる青い香りが出やすい。
詳しくはこちらをどうぞ

メルロ
しばしばカベルネソーヴィニヨンとブレンドされる。丸みのある味わい。熟成すると動物的な香りが出やすい。

ピノ ノワール
淡い色調で繊細なワインを生む。酸味が強く、比較的タンニンは穏やかなワインが多い。

グルナッシュ
温暖な気候の地域での栽培が多いブドウ品種。果実味が上がりやすく、ボリューム感のあるワインが多い。詳しくはこちらをどうぞ

シラー
ロタンドンと呼ばれる胡椒のような香りが特徴的。この胡椒のような香りは冷涼な気候で栽培されたブドウであるほど強い香りとなる。

白ブドウ品種

シャルドネ
世界中で栽培されている白ブドウ品種。これといった特徴はないが、その分環境や製法の影響を強く受ける。樽を使用したコクのある白ワインが多い。

ソーヴィニヨン ブラン
代表的なアロマティック品種としてしられ、青いハーブの香りや柑橘、熟れたフルーツなど強い香りが特徴的。

リースリング
ドイツなど冷涼な地域で主に栽培されている高貴なブドウ品種。レモンのような特徴的な酸味を持つ。完全に熟していないリースリングを使用した場合、菩提樹やカモミールのような重油香と呼ばれる特徴的な香りが生じる。

ヴィオニエ
ミルクティーのような特徴的な香りを持つブドウ品種。酸味は浅く穏やかなワインが多い。
詳しくはこちらをどうぞ

ゲヴュルツトラミネール
代表的なアロマティック品種。白いバラやライチなどの華やかな香りが特徴的。


これらはワイン用ブドウ品種のほんの一例です。

ワインを飲んでいろいろなブドウ品種を試してみましょう。

品種と土壌どちらかが重要なのか

ここまでブドウ品種の違いはワインに大きな影響を与えるということを伝えてきましたが、その考え方に待ったをかける人達もいるのです。

中には『混植』という造り方をする生産者もいます。

この『混植』とは、同じ区画内で色々な品種を混ぜて栽培することです。

そうすることによって品種ごとの収穫が困難になります。

そのためその区画では品種は意識せずに収穫・醸造を行うので、その区画で作られたワインであることを大事にしています。

品種よりも『区画=土壌や環境』を意識した栽培方法ですね。

アルザスの自然派生産者や、ボルドーの古い畑の区画では、一部伝統的にこの混植が行われています。

ブルゴーニュもどの畑で造られたものかを最重要視する地域です。

フランスのブルゴーニュ地方は混植ではありませんが、主に単一品種を栽培している地域です。

ブルゴーニュ地方の赤ワインでは主にピノ ノワールが使用されています。

そのため各ワインは品種の違いでは区別できず、畑の向きや土壌、位置などのテロワール(微気候)や醸造・熟成方法によって違いが出てくるのです。

もし好きなブドウ品種ができたら、次はその品種を使用したワインの中でもどういう特徴のワインが好きなのかを考えていくと面白いですね。

最後に

今回はワインのブドウ品種の違いについて解説させていただきました。

品種ごとの個性がある程度わかると、ワイン選びに役立ちますね。

是非お気に入りのブドウ品種を見つけてください。

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